株式会社こんてんつ
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〜RED CLIFFに見る経営〜
 今から1800年前の中国では魏、蜀、呉の3国が覇権を争っていた。その中でも魏の宰相曹操率いる魏軍は強大で中国を支配する勢いであった。それを迎え撃ったのが、蜀の軍師孔明と呉の司令官周瑜である。
 曹操の80万人に対し劉備と孫権のわずか5万人の連合軍が長江の赤壁で戦った。通常の戦いであれば、曹操軍にはほとんどの犠牲者もなく勝利したであろう。
〜何故曹操の魏軍が惨敗したのか〜
曹操の魏の大軍
1、理念:曹操が天下を取るという功名心に駆られてていた
2、目標:呉の領土の征服
3、財務:遠征と大軍(80万人)のために多大な費用が発生
4、設備:船を2000艘配備する
5、新製品:柵と投下弾
6、戦力:陸戦には強いが船戦には不慣れ
7、情報:慢心のため少ない情報から判断
8、QC:人間を人間と思わない、味方の裏切り
9、経営管理:曹操中心で他の意見が上がりにくい
10、システム管理:勝シナリオを漫然と検討(驕りからくる)
〜このように比較すると勝つべきものがなぜ負けたかがわかる〜

蜀と呉の連合軍
人民のためという大義があった
人民のために魏に負けてはいけない
地元での戦い及び少数(5万人)なので費用は少ない
船の数は少ないが、仕掛けは地元で準備
手りゅう弾と連射弓及び矢(10万本)は策略で入手
船戦に長ける
スパイも入れて情報を的確に入手
同志として気概を高める
劉備、孫権は部下の意見を聞き任せる
勝つためのシナリオを作成し、敵を欺く戦略を持つ
〜経営者の戦いには高い理想とそれを実現するためのシナリオが必要である〜
〜戦力差の考察〜
中学時代運動会で棒倒し競技があった。敵味方に棒は2本ずつ立てその棒先にある旗を奪う競技である。敵方は戦力を2分して攻撃してきた。味方側は攻撃陣を1つにしてまず1つの棒を攻撃し終了後2つ目の棒を攻撃した。
戦いは1瞬で終わった。各個撃破に要した時間は非常に短かったため、攻撃陣が味方を応援に戻れるくらいであった。これは数が多いと戦力的に2乗で効いてくる証拠でもある。
〜歴史は繰り返される〜
 この戦いは近代でも繰り返されている。先の大戦の真珠湾攻撃後に慢心に陥りミッドウエイ海戦で大敗した日本海軍がしかりである。戦争も経営も基本のところでは同じものでないかと考えられる。映画の中では風林火山、傾国美人、天地人がちりばめられており、戦いをシステム経営の視点から見ると参考になることが多い。
 現在北朝鮮のミサイル問題が国連の安保理で協議されているが、金正日のやり方はヒトラーの独裁的なやり方と類似したところがいろいろ見られる。また、国内では北朝鮮への制裁決議が全会一致で可決された。これも戦前の思想統制につながる危険な兆候と言えないだろうか。国難の時にはむしろ色々な意見が出る方が望ましく、少数の反対派はいるが、しかしこちらに決めるというくらいが丁度よい。経営においても、YESマンだけでなく批判的な方の意見を聞く心の深さが求められる。私はこれを8:2の法則と呼んでいる。蜂の世界では、8割の働き蜂がセッセと働き2割は遊んでいる。戦いで戦力が失われても、その中でも8:2の法則があるから不思議である。会社の中で無用の用の役割を演じている方にも役割がある。胸を張って会社のために苦言を言ってほしいものである。

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<当社システム>
 1、経営理念の構築
 2、中期経営目標
 3、財務・経理管理
 4、製品動向
 5、技術動向
 6、製造管理
 7、営業管理
 8、広報・宣伝活動
 9、CS・QC活動
10、経営管理
11、システム管理
を鰍アんてんつはシナリオを作りながらシステマティカルに推進します。
<取組>
1、経営者から課題ヒアリング
2、調査
3、分析(システム分析)
4、課題明確化
5、課題解決策の提言
6、実行
  ・実行計画の策定
  ・実施(社内での活動)
  ・確認
  ・修正
のサイクルで課題を解決していきます。