Q.1 1+1は2ですか。

A.1 1+1=2です。
Q.2 それでは
1個のリンゴと1個のミカンを足したらどのようになるのでしょうか。

A.2 1個のリンゴ+1個のミカン=1個のリンゴ+1個のミカンとなり、2個というわけにはいきません。それは、単位系が異なるからです。もしこの質問で1個の果実と1個の果実を加えたらということで単位系をそろえておけば、1個の果実+1個の果実=2個の果実というような計算ができます。質の違うものを直接計算することはできないのです。
Q.3 1円玉1枚に1円玉1枚を加えると何枚の1円玉になりますか。
A. 3 1円玉が2枚になります。1枚の1円玉 +1枚の1円玉=2枚の1円玉
A. 4 いや 、2円になります1枚の1円玉+1枚の1円玉=2円の1円玉しかし、2円の1円玉というのはありますか。確かに1円+1円=2円だけれども。
Q. 5 次に先生が地球にいて、生徒が月で生活しており、そのやり取りを考えてみましょう 先生:1円+1円はいくらですか。
生徒:即座に考えたとして、約3秒後に2円ですと送信されてくる
先生:正解ですよ。と伝えるのにまた1.5秒かかります。
Q.6 次に先生が地球にいて、生徒が太陽の近くの衛星で生活しており、そのやり取りを考えてみましょう
先生:1円+1円はいくらですか。
生徒:即座に考えたとして、約17分後に2円ですと送信されてくる
先生:正解ですよ。と言うのにまた8分34秒かかります。
皆さんは、目の前の白板を同時に見ているから、
即時に応えることができますが、このように遠隔の地域では1+1の答えを得るのに25分以上かかるのです。宇宙スケールで教わることを考えると、電波の早さ(光の速さ30万KM/秒と同じ)が、遅く感じます。
Q.7 さらに宇宙人が生徒さんである場合はどのようになるでしょう。ハリウッドのSF映画に出てくる宇宙人は頭脳が発達していて、即座に英語を理解し話せるようになっています。しかし現実はそうはいきません。ヘレンケラーのように目も耳も不自由な人と話をすることになります。
あの映画の中でパティヂュークが
文字というものが分からなくて、井戸辺でサリバン先生から冷たい感触の水にWATERという名前が付いていることを知らされて以来、急にコミュニケーションが進んだといわれています。
しかし遠くにいる異星人に1+1はというものを教えるのはどのようにすればよいでしょう。
A.7 地球から異星人のいる惑星に向けて、BLU−RAY DISCとプレーヤーを送付して、日本語を勉強してもらう。それをしてから1+1はいくらだという質問をする。もし異星人の住む星が10万光年先にあったら、高速でロケットを飛ばしても人間の寿命が持たないから代々語りつないでいかねばならないですね。また相手の文明が我々か我々以上の場合だとよいけれども、人類が進化し始めた800万年前にBLU−RAYDISCとプレーヤーが届いたら、異星人はびっくりするだけでしょうね。

Q.8 1+1=2で=という意味なのですが。これは左辺と右辺が等しいということを言っているだけで1+1を簡潔に表しなさいと言っているのかも。
A.8 1+1=4−2や1+1=1.1−0.1と答えが無限にあるのではないですか。左辺と右辺は意味が違うのです。右辺の2は、簡潔に書きなさいという決まりがあるようです。
Q.9 それなら2=という質問では、2=2と応えることになるのですか。
A.9 =は実は⇒ではないですか。1+1の結果を簡潔に記述するならば、1+1⇒2と表現するのがよいと思います。1+1は原因であって、その結果として2があるという意味でしょうか仏教では因縁果報という考え方があって、人が変化するのは、自分の中にあるものが、自分以外の何かの縁に触れて、自分が変わってしまうということが考えられます。すなはち、最初の1は自分で次の1は他人で+は出会いを表します。その結果が、⇒になり2人という一つになるすなはち結婚したみたいなことになるわけです。この式は男女の出会いを表すものなのですね。そうすると、何回もお見合いをした末に結婚したような場合は、1+1−1+1−1+1⇒2という式が成立しそうですね。西南アジアの国では一夫多妻ということもあるので、1+1+1+1+1⇒4と言う式になっている人もいます。

〜数学的な考え方は、新聞を読むとき色々な場面で遭遇する〜
1+1はいくらですか。